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第17回 日本音楽療法学会関東支部地方大会 群馬

地方大会のご案内 11月4日(日) 9:00〜17:00

大会スケジュール(予定)

9:00〜 受付
9:45〜10:00 開会式 楽器・
書籍販売
10:00〜11:00 市民講座
「音楽の力、音楽療法について」
対談 参議院議員 山本一太先生 二俣泉先生
11:00〜11:30 「音楽療法を体験してみよう」
二俣泉先生 二俣裕美子先生
11:30〜11:45 地元力UP〜八木節パフォーマンス!
11:45〜12:45 昼休み 幹事会(11:45〜12:35)
12:45〜13:15 総会
13:25〜14:55 ワークショップ
A−成人 B−児童 C−高齢者
15:05〜16:35 研究発表(口演・ポスター)
シンポジウム
「職業としての音楽療法を続ける・支える」
−多様な現場から見えてくること―
16:45〜17:00 閉会式

市民講座(10:00〜11:00)

「音楽の力、音楽療法について」

皆さまは音楽療法をどのように感じて、とらえていらっしゃいますか。私たちは「地域に根差した活動! 地域を元気にする!」ことを大事に取り組んでまいりました。しかし、いまだに「音楽療法って何するの?」と問いかけられることも珍しくありません。音楽療法とは何か?
今回、私たちはこの問いに、角度を変えて考えることにしました。一般ユーザー代表として、群馬県ご出身の参議院議員 山本一太先生にご登壇いただきます。先生は度々テレビにもご出演なさり、ご自身もバンド活動をなさるなど、音楽への造詣が深い方でいらっしゃいます。二俣先生と対談形式で「音楽の力、音楽療法とは何か」をさまざまな視点でとらえ、深めていきます。音楽療法が地域に根差すために一緒に考えていきましょう。

プロフィール

参議院議員
山本 一太

群馬県吾妻郡出身。中央大学法学部卒業。米国ジョージタウン大学大学院(国際政治学修士課程)終了。参議院自民党幹事長だった父、山本富雄元農水大臣の急逝を受けて、第17回参議院議員通常選挙に立候補し初当選する。外務次官、参議院外交防衛委員長を歴任する。平成28年自民党群馬県支部連合会会長、参議院予算委員長に就任。平成29年自民党政務調査会長代理に就任。シンガーソングライター、ラジオのDJ、TVのキャスターなどでも活躍。

二俣 泉
国立音楽大学器楽学科(ヴァイオリン専攻)卒業。同大学大学院修士課程(音楽教育学専攻)修了。筑波大学大学院修士課程(障害児教育専攻)修了。ノードフ・ロビンズ音楽療法オーストラリア卒業。日本音楽療法学会認定音楽療法士。現在、昭和音楽大学准教授、東邦音楽大学非常勤講師。
著書:音楽療法士サバイバルブック(杏林書院)、音楽療法を知る(共著、杏林書院)、音楽で育てよう子どものコミュニケーション・スキル(共著、春秋社)ほか

二俣 裕美子
国立音楽大学教育音楽学科第U類卒業。
障がいのある子ども・成人の音楽療法のために作曲した曲が「静かな森の大きな木」(春秋社)に収録されている。
現在、子ども〜大人(障がいのない人・ある人)のピアノ指導に従事。
日本音楽療法学会認定音楽療法士.。

音楽療法を体験してみよう (11:00〜11:30)

会場の皆様に、二俣先生と裕美子先生の音楽療法ワークショップを体験して頂きます。

地元力UP〜八木節パフォーマンス!(11:30〜11:45)

「茂呂町二丁目八木節保存會」の皆様による歌と演奏をお届けいたします。

【八木節とは】
群馬県、栃木県の代表的な民謡。
樽を叩きながら明確なリズムに乗って歌う口説きで、大正中期頃から有名になる。本来は江戸時代、日光例弊使街道の旧八木宿で歌われた盆踊り唄のことであった。

ワークショップ(13:25〜14:55)

A−成人 調整的音楽療法(RMT)の原理と技法 (定員50名)

調整的音楽療法(RMT)は音楽の力を借りて、ありのままに自分自身や外界をとらえる訓練を重ねることで、心身へのとらわれや不自然な緊張から解放され、心身の状態が調っていく療法です。
ドイツの音楽療法家Christoph Schwabeによって創始されましたが、禅やヨガにも通じる原理に基づく、マインドフルネス・トレーニングのひとつと言うことができます。20セッションで身につくように構成されたプログラムですが、本ワークショップでは、2セッションほどを実際に体験しながら、作用原理や音楽を用いることの意義などについて解説します。

講師プロフィール
森平 直子

相模女子大学人間社会学部人間心理学科教授
上智大学大学院文学研究科教育学専攻心理コース博士後期課程単位取得満期大学。博士(心理学)。総合病院神経科外来、学生相談室などで臨床心理士として勤務した後、2015年より現職。専門は臨床心理学。

B−児童 (定員50名)

児童の音楽療法では、『音楽を対象児に合わせる』という作業がしばしば必要になります。このワークショップでは、児童の音楽療法に生かせるオリジナル曲の組み立て方・既成曲の応用のコツを、実際に体験していただきながらお伝えしていきます。

講師プロフィール
飯島 千佳

群馬県前橋市出身。東邦音楽大学音楽療法専攻卒業。現在、東邦音楽大学音楽療法研究室に勤務し音楽療法士の養成に関わる他、主に知的障がい児・神経発達障がい児の分野で音楽療法の実践を行う。自作曲が『音楽療法のためのオリジナル曲集 だれかの音がする』(2010年、春秋社、共著)に収録されている。

C−高齢者 地域の介護予防との関わり
〜楽しいから続けられる、仲間がいるから頑張れる〜 (定員100名)

行政が主催する介護予防事業などに音楽療法士が関わり、高齢者の心の健康を促すことで地域の活性化の一役を任ってきた12年間の経験や地域住民の想いに応えた音楽活用、笑いや涙、会話が膨らむ活動をご紹介します。タオルをご用意ください。

講師プロフィール
高橋 由貴子

日本音楽療法学会認定音楽療法士。医療法人大誠会内田病院常勤音楽療法士として13年勤務する傍ら、NPO法人の管理者代行として地域事業に従事。人との繋がりや地域の居場所をつくり、自ら歌声喫茶を担当。看護大学や地域の介護予防教室の講師、サロンのアドバイザーとして参画。

※各ワークショップは定員になり次第締め切らせていただきます。尚、申し込み順に受付いたしますので、ご希望のワークを受けられない場合がございます。

研究発表(15:05〜16:35)

募集要項はこちらをご覧ください。

シンポジウム(15:05〜16:35)

職業としての音楽療法を続ける・支える
− 多様な現場から見えてくること −

音楽療法士を職業としている人はどのくらいいるのでしょうか。多くの人が音楽療法の奥深さを知り、自己研鑽を積み重ね、志を持って実践を重ねています。しかしながら音楽療法を主たる職業としている人はまだまだ少ないように思われます。
このシンポジウムでは、様々な道のりをたどりながら音楽療法を職業としている音楽療法士の方々に登壇していただき、音楽療法を仕事にしていくまでの道のり(過去)、そして継続するうえで人材、設備、費用等といった面での課題(現在)、また、これから音楽療法を職業として目指す人々にとっては、何を必要としているのか(未来)、話し合っていければと思います。
理想的な話ばかりではありませんが、職業としての音楽療法士が、一人でも多く増えていくことを期待できるようなシンポジウムにしたいと考えています。

シンポジウム 話題提供者

樋口 直子
NAT音楽療法事務所 代表 音楽療法士。
洗足学園音楽大学音楽療法科卒。同大学院在籍後、群馬県を中心に県内外で障害児・障害者・高齢者施設等、様々な場所でフリーの音楽療法士として活動。現在、群馬県高崎市に個人事務所を設立し音楽療法を行っている。また、遠隔音楽療法や認知矯正音楽療法の研究等にも携わっている。

猪野 純
国立音楽大学音楽教育学科卒業。日本音楽療法学会認定音楽療法士。ダルクローズのリトミックの考え方を基本に、音楽教育、保育、療法の分野で活動を行ってきた。ミュージックラボFUN主宰。いちかわ音楽療法の会代表、船橋二和病院音楽療法士、NPO 法人千楽chi-raku音楽療法士

矢野 珠里
日本音楽療法学会認定音楽療法士。 東海大学教養学部芸術学科音楽学課程卒業後、社会福祉法人若竹大寿会にケアワーカーとして入職、高齢者デイサービスにて介護業務と音楽療法業務にあたる。現在は法人内の音楽療法士として勤務している傍ら、法人外施設や地域の方向けに音楽療法や講座を実施している。

猪之良 高明(ファシリテーター)
ドレミ株式会社代表取締役、社会福祉士、保育士、日本音楽療法学会認定音楽療法士 富士通株式会社勤務を経て、1997年知的障害児・者総合施設へ転職し、主任指導員兼音楽療法士として音楽療法・相談援助を実践。2003年独立開業し音楽療法・相談援助を事業展開。現在は群馬県太田市にて「ドレミ株式会社」代表取締役として、音楽療法事業と放課後等デイサービス事業を展開している。会社のキャッチコピーである「音楽でみんな笑顔になれる」実践を行っている。

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