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日本音楽療法学会関東支部第1回地方会・講習会をおえて

日本音楽療法学会関東支部 第1回地方会・講習会大会長
美原 盤
大会長あいさつ
平成14年10月12・13日の2日間にわたり,「日本音楽療法学会関東支部第1回地方会・講習会」が群馬県伊勢崎市「伊勢崎市民プラザ」において開催することができました。実行委員を代表して厚くお礼申し上げます。

初日(12日)は,講習会を行いました。講習会はAコース・Bコースの2コースどちらか選択していただき,音楽療法に携わる方に,必要と思われる幅広い講習会を企画いたしました。

講師の先生方は,下記に記載した先生方です。
【Aコース】 《東京福祉大学教授・ヘネシー澄子先生》
《筑波医療短期大学部・高橋多喜子先生》
《仁愛女子短期大学客員教授,日本大学講師・貫 行子先生》

【Bコース】《青山学院大学教授,保健管理センター所長・五味愼太郎先生》
《神奈川リハビリテーション病院・甲谷 至先生》
《昭和音楽大学・羽石英里先生》


講習会参加者は,243名の参加があり,どちらのコースも意義深いものとなったことと思います。ただ参加できるコースをどちらかと限定してしまったことは,ご不満が多く,今後,一考を要すると思われます。
2日目(13日)には,247名の参加の中,地方会を開催いたしました,地方会の一般演題には55演題の応募があり,プログラム委員の先生方に慎重に審査していただき40演題を採択し,ビデオセッション7演題・口演発表33演題が発表されました,
発表のレベルに差が見られたとのご批判もありましたが,初めて発表される機会であった会員の方も多く,今回の経験を生かし,研鑽を積まれることを期待します。

ビデオセッションは音楽療法の現場を実際に視覚的にとらえることができ,意義深いもであったと思います。口演発表はスライド等を用いず,単に口頭で発表された方が多かったことは残念に思います。学術的に音楽療法を確立するためにはこのような研究発表は極めて重要な位置を占めると思われます。従って研究発表の技術もレベルアップしていくことが必要ではないでしょうか。

また,シンポジウムについては,関東支部研修委員の先生方と相談し,「音楽療法のプロセスを縦割りでなく全体的に考えていく」との方針のもと,今回は,第1回目として「アセスメント」についてそれぞれの分野で活躍されている先生方に発表していただきました,会期の最期であったため,会場に折られる方が少なかったことが残念に思われます。
12日の講習会終了後は,伊勢崎市内のクレインパークホテル山楽荘において地元伊勢崎市長をお招きし,懇親会を行いました,懇親会では,群馬県在住の認定音楽療法士によるアトラクションなどもおこなわれ,盛会のうちに終了することが出来ました。
今回の地方会・講習会は,参加費をできるだけ安く設定することもテーマの一つとして開催いたしました,したがって経費節減のため本当に手作りの学会となり運営に関して不行き届きが多々ありましたこと,また群馬県での開催で交通など大変ご不便をおかけしたことなど,会員の皆さまには,ご迷惑をお掛けいたしました。この場をお借りしてお詫び申しあげます。
最後に今後の関東支部の発展と,会員の皆様のご活躍,研究の発展と,第2回地方会の成功を祈念し,10月に皆様と再会できることを楽しみにしております。

講習会受講中の村井会長と貫行子先生

講習会Bコースの受講の様子

熱心に研究発表を聴講する地方会参加
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