第11回 日本音楽療法学会関東支部講習会・地方会
大会長 師井和子 (NPO法人あいね代表理事)
大会実行委員長 園川緑
事務局長 山口知代
講習会申込期間 | 締め切りました。 |
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地方会申込期間 | 締め切りました。 参加をご希望の方は 当日受付をご利用ください (地方会のみ) |
支部長 村林信行
このたびは第11回関東支部地方会が師井和子会長をはじめとする埼玉支部会員の方々のご尽力で開催となりました。
関東支部の大会も回を重ね、大会ごとに主宰者の方々が独自の視点から日頃の実践を見つめ直し、多くの情報を発信しやすい環境を作られている印象を受けます。今回も「音楽療法交流ひろば」という新しい企画が盛り込まれており、私も今から楽しみにしています。
地方会という場を利用して、若い会員、ベテランの会員がお互いの経験を持ち寄り、刺激を受け合いながら、音楽療法の知や技が磨かれ伝承されるようになれば音楽療法の未来は明るいものとなるでしょう。
関東支部は現在も会員数が2000人を超える大きな組織です。それぞれの会員が持つ熱意が化学反応を起こし、より広い場所へ発信できるような地方会になりますよう会員の皆様の積極的な参加を期待します。
大会長 師井和子
昨年の東日本大震災は私たちに大きな衝撃を与えました。惨事を知るにつけ、「いま自分にできること」を考え、支援活動に繋げ、それは形を変えつつ今日に引き継がれています。人命救助やがれき処理、生活再建に心理的支援まで時に即した援助がされてきました。このような大災害に接し、音楽療法士として支援したいがどうしたらいいのか?と糸口を見いだせないでいる人も多いのではないでしょうか?
これまで私たちは、音楽と人の関係、方法、効果などについて議論し、試行錯誤しつつ音楽療法のモデルの確立に力を注いできました。いま危機対応やストレス対応が求められており、音楽療法は新たな課題に直面しているといっても過言ではありません。ひとつの節目を迎えつつある今、これまでの音楽療法を見つめなおし、同時にHelping Professionとしての役割や社会から求められている音楽療法とは具体的にどのようなものなのか、ご一緒に考えたいと思います。まずは支援を必要とする個々人へ想像を馳せることから新たな音楽療法が創られ、あるべき姿が見えてくるのではないでしょうか。
このような思いを込めて、当大会では「ひとつの音からの出発〜これからの音楽療法を考える〜」をテーマに掲げました。参加者一人一人が音楽療法のスタンスや目的、新たな方向性など見つけていただければ幸いです。